格はやや落ちるが
先ずは、古い小説の話から。
わたしの生まれた年に文壇デビューした作家の作品、まだ10分の1ぐらいしか読んでいないだろうと感じたが、3分の1のところまで来ていた。
表現が難しいから、スイスイすらすら読めないからか。
とっかかり、引っかかり、英文読解のよう。
ストーリーの中で自信がなかった点を再読した。
実家を離れて送った市街地での高校生活は、祖母が着いてきて、一緒に暮らしていたようだ。
江戸時代末期生まれの教育熱心な祖母。
孫は明治後半に20歳で嫁に行っているから明治初期の生まれか。
わたしの祖母ぐらいの生まれ年?
小説ではあるが、なかなか当時としては、進んでいる家庭だ裝修後清潔。
わたしの目は、ファミリーヒストリーのノリになっている。
まだその孫が子供を二人産んだところまでしか読み進めていない。
孫は女大学で、女の使命は子供を産むことと家(この場合はハウスキーピングではない)を維持すること、ということを学んだそうだ。
ハウスキーピングや子守は女中がする。
家の格がいかに大事か、が、全ての価値観になっていた当時、先見の明のある祖母が、孫娘を格はやや落ちるが、本人、大黒柱の能力を見込んで、少し格下の家に孫を嫁にやった。
一部、現在にも通じるものがあるが、あとは、ほとんどの現代人には無理解、無関心だろう。
せっかく、高等教育を身につけさせてもらっているのに、内容は女大学。
大変、落胆した。
女の道、以外は、文芸だの音楽だの、芸術教養部門。
専門的な外国語や政治経済など、全く習っていない、身につけていない。
それでも当時の女性では最高学府の最高の教養なのだろう。
天と地ほどの時代の隔たりを感じる。
が、ほんの30年前ぐらいまで、その名残はまだまだ残っていた。
わたしの生まれた年に文壇デビューした作家の作品、まだ10分の1ぐらいしか読んでいないだろうと感じたが、3分の1のところまで来ていた。
表現が難しいから、スイスイすらすら読めないからか。
とっかかり、引っかかり、英文読解のよう。
ストーリーの中で自信がなかった点を再読した。
実家を離れて送った市街地での高校生活は、祖母が着いてきて、一緒に暮らしていたようだ。
江戸時代末期生まれの教育熱心な祖母。
孫は明治後半に20歳で嫁に行っているから明治初期の生まれか。
わたしの祖母ぐらいの生まれ年?
小説ではあるが、なかなか当時としては、進んでいる家庭だ裝修後清潔。
わたしの目は、ファミリーヒストリーのノリになっている。
まだその孫が子供を二人産んだところまでしか読み進めていない。
孫は女大学で、女の使命は子供を産むことと家(この場合はハウスキーピングではない)を維持すること、ということを学んだそうだ。
ハウスキーピングや子守は女中がする。
家の格がいかに大事か、が、全ての価値観になっていた当時、先見の明のある祖母が、孫娘を格はやや落ちるが、本人、大黒柱の能力を見込んで、少し格下の家に孫を嫁にやった。
一部、現在にも通じるものがあるが、あとは、ほとんどの現代人には無理解、無関心だろう。
せっかく、高等教育を身につけさせてもらっているのに、内容は女大学。
大変、落胆した。
女の道、以外は、文芸だの音楽だの、芸術教養部門。
専門的な外国語や政治経済など、全く習っていない、身につけていない。
それでも当時の女性では最高学府の最高の教養なのだろう。
天と地ほどの時代の隔たりを感じる。
が、ほんの30年前ぐらいまで、その名残はまだまだ残っていた。